
明日1F deuxにて
植浦加代子展 開催です。27日まで(会期中無休です。)展覧会紹介ページはこちら↓
http://www.gallery-shimada.com/schedule/exhibition/ueura_0912.html
植浦さんの作品は、簡単に言うと「紙」の作品。勿論「絵」なのですが、紙漉きから制作は始まります。紙材を溶かし、糸、木屑、植物繊維、ボンド、染料など、を混ぜ、独自の紙を作り、そこに指先で絵の具をすりこんだり、重ねたり、けずったり、ひっかいたりして、その行為の中で混ざり合う層のイメージから面白い表情が出てくるのをじっと見つめるとのこと。植浦さんのカタログの中から
とかす
異なるものを 未知なるものを
くだく
曖昧なものを ささくれだつものを
けずる
語りすぎるものを 媚びるものを 白々しいものを
ひっかく
その奥にあるものを みえて くるもの みえない もの
今 心にとどまるその色とかたちを 迷わず つかむ
会場風景を少しどうぞ!




長く小学校の図工の先生として、子どもの表現に長年携わっておられる植浦さん。特に養護学校での取り組みが活動に大きな影響となるとのこと。今回は紙で作られたオブジェや、お人形、など平面作品ととともにあたたかい紙の世界。なんだか懐かしい、今となっては遠い国に来たような、なんか洞窟の中に入ったような、とにかく作品もたくさん展示され、植浦ワールド、アルカディアになっています。会期中、作家さんも在廊予定です。お待ちしています!