今回徳永卓磨展でいろいろな「門」が描かれています。
例えばこの門、
「聖母マリア坂の廃屋」 F15
門の中はどうなっているんだろうと想像力がかきたてられます。徳永先生は笑いながら「地獄の門や」と言っておられました。そう聞くと怖いようにも思いますが、ひっくりかえせばその門を見ているわたしたちのいるところは天国ともいえます。しかし、この門は怖い感じではありません。
じっと門の前に座って絵を描かれていた徳永先生の姿をうつしだしているようです。どしっと力強く、絵の中の門を見ている私の方が門に見つめられているような気持になります。
こちらは「黄色い門」F20
徳永先生に聞くと、この門の中には猛犬がいたそう。扉が開いたときはびっくりするそうです。
犬の声が聞こえてくるかな。
今日で1Fの前田隆一展が終了しました。前田さんのその時どきの感覚が模様や色や形や線にでいるようで、その世界をのぞかせていただいたような不思議な感覚でした。又パリに戻られて制作されます。
1Fは明日はお休みを頂き、土曜日から内田みき展-日々のよろこび-がスタート致します。