
「距離感-003」2008年 F4
今回は、2008年に東京で発表された【Kei】敬 景 恵 のシリーズ作品と2009年の新作【距離感】、【想う】、【生まれてきたこと】というシリーズの作品が展示されています。
keiは抽象の作品、新作には顔がある生き物が登場しています。
この生き物を見ていると、前に浮かんでいるようなのですが、ひさおさんにお聞きすると、この部分は実はあまり塗りこんでいない部分だとのことで、裏側から見ると、その生き物の部分が透けて見えていて、裏から見ても面白いことになっていました。背景との間に黒くゾワゾワした境界線があり、そこに距離感をじんわり感じました。
動物の世界では距離感を間違えるということは死活問題とお聞きしたことがありますが、物理的な距離感だけでなく、見えない距離感というのは計り知れないですね。
peterさんがブログで紹介してくださいました。
http://artwall.blogspot.com/