今回は、いつものスタンディングではなく、皆椅子をご用意して、松村先生を囲んでしっぽりと和のオープングパーティ。こういう落ち着いたパーティもめずらしいですが、松村展ならでは!でございました。
松村作品には、男性を描いた自画像的なものと、女性を描いた作品とがあるのですが、女性像について、ほろ酔いで質問が飛び出しました。B1Fの入口真正面の旧作の大作に描かれた女性は実在の方がモデルだとのこと。大体はイメージの中の女性が、「私を描いて描いて」と次々に出てこられるとおっしゃっていました。
今年の作品は、群像風景が何点かあるのですが、1Fに展示してある市場のドローイングは、今年の1月にご旅行された韓国釜山のチャガルチ市場を描いておられます。楽しい風景で、これを見ながら「素直に描いた作品や」とポツリとおっしゃっていました。
人物の佇まい、ポーズというのでしょうか、手や、足や、顔のパーツ、それぞれの表情にはとても気を使われるとのこと。仏像にも現れる「内と外」の構成が松村先生の人物からも受け取れるように思います。展覧会は始まったばかり、見ごたえのある作品を多くの方に知って頂きたいと思います。
会場にて、松村先生。