音楽も愛するギャラリー島田です。
大体ギャラリーでは何かささやかに音楽が流れていて、展覧会によっては、作家さんの意向で音楽を流さなかったり、作品イメージに調和するような音楽選択して流したりしています。
そこらへんは気にするしないや、好き嫌いもあると思うので、それぞれなのですが、何も流していなければ流していないで、水道の水滴がポチポチ落ちる音とか、書類をめくる音とか、何かしらの音はあって、そんなささやかな自然の音でも、たまに見る人は、これは何の音?と聞かれたりもするのですが、みなさん目だけでなく、色々な感覚をもって展覧会を受けとめておられるのだなと思います。
さてギャラリー入り口入って左側から、このところなんともいえない音が出ていて、ジジジジともジリリリともビビビビともいえぬ微妙な震動を感じる音なのです。
ギャラリーではサロンでコンサートなども多いので、その気になる音をなんとかしなければと話していたのですが、今回の嘉事さんの展覧会では、そこに置かれている作品と、その奇妙な音が絶妙にマッチしているようで、見た方の多くは、作品から音がなっているかのように感じておられるようです。確かに確かに。
そこに置かれている作品はこんなボックスの作品。

あー今も響いています。不思議な音。