最初に墨汁でタイトルを力強く描いて下さいました。
そうです。このパフォーマンスは上前作品、そしてその制作行為とつながっているパフォーマンス。
A4サイズほどの白い画用紙をつなぎあわせた大きな画面。
そこに堀尾さんが、絵の具の色々な色のチューブをランダムに紙の上に飛び出させています。
さぁ何が起こるのでしょう。
絵の具を出し終えると、あらら堀尾さんの姿が見えなくなりました。
っかと思うと、空から何かが下りてきました。ひもにぶら下がっているものには何やら重いもののようです。それを上から動かして、先ほどの白い画面の上を縦横無尽に動きます。
たまに画面にぶつかって、絵の具がべちゃっとなり、その面が又違う落下点について、白い画面はどんどん様相を変えていきました。
おもりが振り子のように動く度に、そして画面にぶつかる度に「わぁー」とか「やー」とかいう声が飛び交います。
そしてそのうち、石がころころと飛び出して来て、最後は全部石が飛び散り、一つ目のパフォーマンスは終了しました。
この一枚一枚には、実は事前に堀尾さんが肉筆サインをしてご用意して下さったもので、参加した方に、気に入ったものをお土産で持って帰って頂きました。
岩をも穿つ・・・か。