昨日の夜は、古典サロンの第三段「琵琶と語り、白拍子舞で織りなす平家の世界」でした。神戸新聞さんで、古典サロンのことを取り上げていただき、たくさんの方にお集まりいただきました。

まず、筑前琵琶奏者の川村旭芳さんがお話ししてくださり、独奏「那須与市」を弾き語りしてくださいました。琵琶の音と、声だけで、世界が立ち現われて、引き込まれるます。

そして、次は、白拍子舞と語りの井上由理子さんが登場され、川村さんの琵琶の弾き語りとともに、「平家物語の~祇王と佛~」。井上さんは、とだえた白拍子の芸能を研究され、創作されています。ゆったりとした動きの一つ一つに祈りが込められているようでした。

祇王と佛、とっても切ないお話なんですが、最後は希望を感じれるような終わり方になっています。時のうつりかわり、人の気持ちのうつりかわり、どう変わっていくのかが、問われているようにも感じました。
今年の秋の古典サロンは残すところあと一回です。11月6日の尺八サロン、筝の演奏ととともに、ご予約お待ちしております。