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1月18日(火) 寒い中20人を越える御参加をいただき、「耕衣を語る」トークサロンが行われました。 お話しは、永田耕衣の会会長の金子晋さん、そして聞き手として、姫路文学館の 竹廣裕子がお越し下さいました。 お話しは、お2人と耕衣さんとの出会いから、その後のエピソード、そして一つの耕衣さんの存在を大きく一般的に知らせることになった、阪神淡路大震災の時のこと。そして耕衣さんの句について、耕衣さんが句に入れた造語の面白さ、などもりだくさんにお話しいただきました。耕衣ファンも勿論、その存在を詳しく知らずにこられた方も、一層耕衣さんのお人柄に触れられたような、又魅力にひきこまれました。 それまでに近代俳句は、芭蕉を追うような系統であったけれど、耕衣さんは俳句を俳句の外に連れ出した、と言われたように、耕衣オリジナルの世界を作り出し、又それだからこそ、金子さんはじめたくさんの人に「惚れ込まれた」のでした。 耕衣さんが、金子さんに言われたことで「俳句は奇襲なんだ」という言葉。これが耕衣の俳句の世界の源。 これは写生ではなく、自分に驚きをかけること。驚くことは生命を更新することだ、ということ。しかし、これはなかなかできることでもないとのことでした。 ちょうど前日が震災メモリアルの17日で、翌日にこのサロンが開催されたのも不思議なご縁ですが、震災で亡くなられた津高和一ご夫妻に、追悼の一句を残されているというお話しもお聞きしました。これまた不思議なご縁です。又震災時、耕衣さんは奇跡的に助かっておられるお話し。震災15秒前に起床にトイレに行かれた。そのトイレが震災の目にあったのか、家が回転したのに、トイレがちょうどその真ん中にあって耕衣さんは守られるように傷一つなく救出されたとのことでした。 震災の後、よまれた句 白梅や天没地没虚空没 太陽に埋れてやぬくき孤独かな 枯草や住居無くんば命熱し 耕衣さんと禅について。金子さんは耕衣さんには特に宗教観はなかったのではないだろうか、とおっしゃっていましたが、きっと言葉で論じるものを越えて耕衣さんの世界が禅とつながっていた、というような空気を感じました。それは堅苦しいものでは決してなく、肩を力をぬいた笑いの世界にも通じるような感じがしました。 姫路文学館には耕衣さんの作品や資料がたくさんあるので、又是非行ってみたいと思います。
by gallery-shimada
| 2011-01-19 13:03
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