
古典4回シリーズの最後が、9/14(火)に開催されました。
最初に義太夫についてご説明のお話しがあり、その後、近松半二作 浄瑠璃『傾城阿波の鳴門』巡礼唄の段が始まりました。大夫は竹本初美さん、三味線は鶴澤友喜久さんです。はじめに100Pも超えるものもあるという床本(台本のようなもの)を高く頭に上げ、天にささげるようにされました。それから大変きれいな装飾の見台にのせられ、物語はスタートします。語りの声と、三味線のリズム、によって、風景が描きだされます。あっという間の35分でした。しかし、大夫は一人でお芝居を声を使ってしているようなもののように感じました。そして三味線は言葉にならない部分をその音やリズムでたたみかけ、物語に奥行きや幅を与えているよう。本当にお2人のコラボレーション素晴らしかったです。

これが床本です。何が書かれているのか、うまく読めませんが、これに色色なことがつまっているのですね。

そしてこれが見台。きれいな黒漆に、紋や貝殻の装飾が入っています。きれいですね~。
又古典シリーズの開催、ぜひとも楽しみにしたいと思います。