■第203回　サロンreport！
昨日は、雨の中　マコトサロン。お話は「作家との出会い、別れ「夢の道」のことなど」ということで、開催中の高野卯港展会場でウコウさんのことを中心に、お話しは寄り道しながら進みました。
冒頭、島田から、前に「鈍感って言ったね？あれは何？」という質問が投げかれました。上司に向かって「どうしたらそんなに鈍感でいられるんですか」と聞いた、私の鈍感力を指摘されたかのごとくですが、これは一応誉め言葉として話していたのです。色色な風を受けつつ、前に進み続けて今があるということは、とにかく鈍感は強いと。笑顔の島田を見ながらつくづくそう思いつつ、「はじめから鈍感だったのですか？どうしたら鈍感でいられるんですか？その秘訣は？」とその時は確か鈍感についてドンドンカンカン質問していました。
さて！今回は、10名ほどのご参加で、そのうち、日ごろからお付き合いのあるギャラリーの方がご参加！神戸・アートスペースかおるの所さん、東京からギャラリー枝香庵の荒井さん、大阪、天音堂ギャラリーの山口さん。卯港さんの展覧会は、このあと、上記東京、大阪のそれぞれのギャラリーさんでお世話になります。表題の「ご縁あってお目にかかりました。」というのはとある作家さんの言葉を所さんから頂きました。今回のマコトサロンのお話しの中でも、ことを起こしたわけではなく、受身的といえるかもしれない。作家さんとの出会いは、本当に恵まれた「ご縁」だという話しでした。そして集まられた皆さんと、この会もまた不思議なご縁ですね、といいながら、シトシト雨の中お開きになりまいした。どうも、この日は、ウコウさんが会場にいると感じる一日でした。



今回会場にもいくつか卯港語録を提示しています。そのうちの一つ。

私はパリのパンテオンの裏の古代がある
通の下宿の、きしみ、変に沈むベットに埋め
夜中考えた
なぜ太陽が丸く地球も月も円球なのか
それはあまねく光が隅々まで
人々の住む貧しい裏街にも届くためなのだ
丸くなるのは大切なのだ。

卯港さんは、風景の中に月や、太陽をよく入れています。丸いものが好きだったようです。
「ほら私の顔も丸いでしょ」と奥さんの京子さんが自分の顔を指さして、笑いました。

ご縁あってお目にかかりました。
まるく一日終わりました。