今日から展覧会スタートしました。入梅しましたが、今日はお天気で初日を迎えることができてよかったです。上記作品は政木貴子さんの新作「UNTITLED ’09-29」この09 の部分は2009年作、ということです。08とあれば2008年作です。近づいてみてみると、細かな模様が見えてきます。点々だったり、線だったり、うっすら広がるインクの模様だったり、白と黒とパキっとしているようで、ぼやっとしていたりするんです。
今日は皆さん、ゆっくり時間をかけて見てくださる方多くて、初めて見る方も、そうでない方もなんだかフシギだなぁと興味深く見ておられました。そういう時は脳がとても活性化しているそうですよ。
政木さんの作品を見ていると、50年が1年ぐらいのようだという感想もありました。。政木さんもゆったりとした気持ちで制作されているとのことですし、見る人もそういうゆったりとした空気を感じて見れるのかもしれません。後でそのことを政木さんと話していると、私は先に進むと、又戻って、というのを繰り返している感じ、とおっしゃっていました。牛のように、咀嚼して飲み込んで、又咀嚼して、みたいな感じですか?と聞いてしまいました。丑年ならでは、だったりするかもしれません。どうぞゆったりと眺めてください。