11/6火曜日は、今年の古典サロンシリーズ(4回)のラスト、尺八サロンでした。お琴の演奏もあり、一層華やかに、尺八の奥深い音色の世界をじっくりと堪能させていただきました。
雄と雌の鹿の遠吠えを曲にしたという「鹿の遠音」、新春、誰もが聞いたことがある、「春の海」はお琴とともに晴れやかに。虚無僧の楽曲、「手向け」「一二三返し」。お布施のお返しに演奏されたとのこと。
後半は「リンゴ追分」や「もみじ」「赤とんぼ」「荒城の月」など歌詞とともに、みなさん口づさみながら楽しいひとときでした。尺八は首ふり三年といわれるように、首を動かしたり、穴の押さえ方で音が変わるのですが、それを習得するのは大変みたいです。体と楽器が一体化するみたいですね。島田も言っていましたが、寂々たる尺八の音の世界が、不思議に体になじみ、心地よい、秋の夕べでした。
いよいよ今年もあと一か月、12月は二回のサロンを予定しています。また詳細ご案内いたします。